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(休診日:日曜・祝祭日・木曜午後)

東洋医学とは

ここでは、東洋医学についてについて述べています。どうぞご参考にして下さい。

 

 

― 東洋医学と経絡 ―

東洋医学は自然哲学の思想を基礎にした実践的な治療医学です。それは臨床の積み重ねに基づき、その理論は天人合一思想や陰陽五行説などの自然哲学に由来しています。

東洋医学では、人の体の構成要素は、万物を構成する「気」・脈管を流れ栄養を運ぶ「血」・血以外の体内の水分である「津液」だとしています。それは生命活動のエネルギーである「精」によって働きます。気・血・津液が、精に支えられて正常な量と力を維持しているのが健康な状態です。

そして、経絡とは、体内を巡ることで生命活動を支えている気の通り道です。五臓六腑、四肢百骸を機能的に結びつけ、蜘蛛の巣のように全身を張り巡らせています。この経絡を気が巡ることにより、神経・血管・ホルモン分泌等に作用し、生体機能全体を調整してバランスが保たれています。

具体的には、身体には経脈と絡脈が走行(経絡)しており、正経では12の系統、奇経に8系統があると考えられています。これは、全身の栄養、化育、生殖、疲労回復、病気予防等、その生命活動を営む統制機構であり、気血を通じて人体の各部を総て分担支配しています。

しかし、内外の病因によって気血の廻りが害され経絡に歪みや変動が現れると、その経絡の特徴による様々な病症が生じます。この経絡の歪みや変動を補瀉(正気の不足にはこれを補い、邪気がある場合にはこれを抜き去る)しバランスよく調整するというのが東洋医学の病理感であり治療理念です。

 

天人合一思想

東洋医学の理論の一つに、『天人合一(てんじんごういつ)思想』というものがあります。
これは、天(自然・宇宙)と人を一つの統一体と考えて、人体の形と機能が、天地自然と相応しているという思想です。
中国は日本と同様に長い間、農耕中心の生活を営んできたため、太陽や風雨などの自然や四季の移り変わりに関して深い関心が寄せられてきました。
そして「人と自然界の間には密接な関係があり、人間の体は自然界の変化の刺激を受け環境により生かされて密接に関わり合いながら一つの生命体として存在している」と理解され、そこから人体の内部の仕組みを一つの小宇宙としてとらえた「天人合一思想」が生まれました。
具体的には、「組織や器官は個々に違う機能をもちつつも、一方で有機的なつながりをもった統一体となっており、そして四季の移り変わりをはじめとした自然界の変化は、五臓六腑や気・血・津液などにも影響を与える」ということです。
鍼灸においても、12ヶ月に相当する十二経脈があり、また1年365日に相当する365経穴があるというように、天体現象と人体現象を結びつけて考えられました(現在、WHOが認定する経穴は361)。
tenjinはり灸院の院名は、この「天人合一思想」の「天人」に由来しています。

陰陽五行説

「陰陽論」
中国の哲学では、宇宙に存在する全てのものは「陰」と「陽」という2つの属性に分けられるとしています。
陰とは、夜の月のように静かで暗く、冷たいイメージ、陽とは、昼の太陽のように、動的で明るく、熱いイメージです。
時間や季節でいえば、夜と秋冬は陰、昼と春夏は陽、大地と女性は陰、天と男性は陽です。人の体にも陰陽があり、例えば背は陽、腹は陰、さらに細かく分けると女性は陰の存在ですが、女性であっても背は陽、腹は陰です。
陰と陽は、片方の勢いが弱まればもう片方の勢いが強まり、片方が引けば片方が押すというように優劣の関係を変化させながらバランスを保っています。
東洋医学では、このバランスが崩れると不調となって表れてしまうというように、陰陽論を用いることで、身体に起こる変化を総合的な視点で分析していきます。
「五行説」
陰陽論は自然界や人を2つの視点から見ましたが、それを補う概念が五行説です。
これは、自然界や人の体を「木・火・土・金・水」という5つの要素に分類するという考え方です。
そして、その5つの要素は相性、相克の関係でバランスを保っています。
それを表にしたのが五行色体表です。
五行色体表は、1つの症状に対して、どの臓腑に問題があり、その原因は何で、どんな症状があり、効果的な治療法は何かを知る手がかりとなります。
五行色体表
五行 五臓 五腑 五竅 五主 五液 五華 五精 五悪 五色 五声 五味 五志 五香
小腸 顔面
肌肉 湿
大腸 体毛
膀胱
 
天人鍼灸院 経絡治療(本治法)

東洋医学では、虚に対しては補の治療(正気を補う)を行い、実に対しては瀉の治療(邪気を取り去る)を行います。そして、気を動かしコントロールするために、調身、調息、調心、そして三密(音、形、色)を重要視します。

①調身…姿勢を整えること。姿勢を整えることで体内の気の流れが正しく調整され、スムーズに流れるようになります。

②調息…呼吸法。深く、長く、ゆったりと、特に息を吐くときと止めるときに集中し、で気を巡らせます。

③調心…精神集中。臍下丹田に意識をそそぎ、集中を持続させることにより、気は流れていきます。

④三密とは、口に真言を唱え、手に印を結び、心に月輪を思い描くということ。気を究極にまで高めていくことができます。

私が治療する場合、本治法で鍼を使う前にこれをおこない、イメージを作って気を動かし易くしています。このイメ-ジは、同期、交流、転轍(軌道を 変える)、投影などの作用を生み出し患者の気を動かします。

〇本治法

四診法(望診・聞診・問診・切診)により、「証」導きだし,これに応じて本治法を行います。補法で真気を補い、瀉法で邪気を取り去ります。鍼をすると、腹部と脈に反応が生じるので、1鍼毎に影響を診ます。

陰経の補瀉を行った後、陽経を診て、必要であれば補瀉します。

最後に脈とお腹を診て、経絡が整ったら、標治法を行います。

 

 

「気」とは「万物を構成する連続的な流体であり、生命エネルギー」です。

中国哲学では一般に手でつかめない流動的なものを「気」、手でつかめる形のあるものを「質」と呼びます。

「気」は常に動き、形を変えています。すると、物事や物質も「気」の動きとともに、様々に変化します。自然現象は、「気」の変化によって起こります。

人間の身体の中でも同じことが起こっています。「気」は人が生きようとする力であり本能を生み、経絡を通じて五臓六腑を機能させます。「気」の変化が人の健康状態を左右するのです。

東洋医学に於ける「気」は“体感”するものであり、人が人に のみ触れ合った時のなかで始めて生じる現象と考えられます。人が人を真摯に治療する姿勢、構えの中で生じる現象なのです。

陰陽のマークと五芒星

邪気について

邪気というのは、自分の体と心に良くない「気」です。

例えば、古くからある病院や、精神科の病院へ行くと、冷たく重い感じを受け、「気」を吸い取られるように感じた事があるかと思います。邪気は、周りにたくさんあります。邪気は、自分の「気」が弱い時に入り込んできます。

医に於いての邪気とは、病因である「素質・内因・外因」のうちの外因(風邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪・火邪、飲食労倦など※第三病因としての病邪(人災・自然災害・産業公害・一般事故・伝染病)も含む)と考えます。この邪気は、「内傷なければ外邪入らず」という東洋医学の病理原則にあるとおり、病因を受けやすい体質と内因(怒・喜・思・悲・憂・恐・驚の七情)の個人の状態が合わさることにより弱まった経絡の防衛機転を破り、身体を侵し、病を引き起こします。

経絡治療では、正気が虚している経絡を補い、実している経絡から邪気を取り去ります。その他、打鍼術、標治法でも瀉法で邪気を抜き病気を治します。

 

余談になりますが、今でも神社やお寺では「憑き物落とし」というお祓いが行われています。今日のように医学が進歩していない時代(奈良~平安時代)、病気になったのは、霊や狐のような何かに取り憑かれてしまったからとか、呪いをかけられたからだと信じられており、それが今に繋がっています。有名なのは東洋医学の世界観である陰陽論・五行論に通ずる「陰陽道」という技術の体系です。これを基に「陰陽寮」という知識の宝庫である国の機関が作られそこで働く「陰陽師」は、天文学の知識を持ち、暦を作り、占術を行い、医学、兵法、そして呪術を行いました。

今もお祓いをする風習が残っているのは、現代においても自分の中にこれを否定できない現象や感覚があるのだからだと思います。私も治療していて通常以外の邪気を感じることがあり、それを時間をかけて少しずつ抜いて行くと患者さんは楽になるようです。

 

これだけ、医学や科学が進歩した現代でも、治せない病気はまだまだあります。「気」や「経絡」のように目に見えないものや説明のつかない現象も多々あります。

病気を治すためには、固定観念にとらわれず、可能性がある限り諦めてはいけません。

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-週刊「女性自身」に掲載されました-

週刊誌の取材があり、当院が「女性自身」(3月7日号)の治療院の特集記事で紹介されました。