2019/10/18
からだの調子が悪くて病院にいったのに、異常なしと言われたことはありませんか。
・まじめで責任感が強い、完全主義・几帳面、潔癖症、神経質・人の目を気にしすぎる
・人前で緊張しやすい・人づきあいが苦手・気分転換が下手・頑固で融通がきかない
・イライラしやすい、怒りっぽい・感情を表現できない
上記にあてはまる方は、自律神経失調症かもしれません。しかし、症状があっても病院で受ける検査の数値に出ないため、何の異常もないと診断される場合もあります。
自律神経系は、交感神経系と副交感神経系に分けられます。臓器は通常、交感神経と副交感神経の二重支配を受け、その働きは相反する作用です。そして、特に意識せずに自動的に調節されバランスをとり、生命維持のための機能を保っています。
ともに軽い緊張状態にありますが、両者の緊張の差が大きい場合は、自律神経失調症という状態になり、それぞれの関与する自律神経の症状が強く現れてきます(全身倦怠感、めまい、頭痛、動悸、胸部圧迫感、下痢など)。
治療は、東洋医学の四診法で原因を見つけることから始めます。経絡を流れる気の状態を診て、経絡の虚実を見極め「証」という病の状態を導き出します。次に、経絡のバランスを整え自然治癒力を高めます。そして、治療穴、特効穴に鍼灸を行って経絡の滞りを流し、さらに筋の硬結も緩めることで自律神経失調からくる不調を改善します。